FIT(電力固定価格買取制度)の終了に伴うソーラー蓄電システムへの変更について

FIT(電力固定価格買取制度)の終了に伴うソーラー蓄電システムへの変更について

ご存じのとおり、2009年10月以前、または11月に売電を開始した契約者は、2019年(令和元年11月以降)は、固定買取期間が満了となります。

契約当初から「10年間」の固定期間における買取制度であることはわかっていたものの、再契約したときのビックリ低価格を見て「騙された気分」になっている方も多いことでしょう。

先日出揃った各エリアの新買取価格は以下のとおりです。(※単位は「kwh」です)

電力会社 新買取価格
北海道電力 北海道電力 8円
東北電力 東北電力 9円
東京電力 東京電力 8.5円
中部電力 中部電力 7円〜12円(プランによる)
北陸電力 北陸電力 1円〜12円(プランによる)
関西電力 関西電力 8円
中国電力 中国電力 7.15円
四国電力 四国電力 7円〜8円(プランによる)
九州電力 九州電力 7円
沖縄電力 沖縄電力 7.5円

これまでの10年間「48円(kwh)」で売っていた電力が7円〜9円と6分の1の価格になってしまうのですから、結果として自家消費分も含めて「元を取れなかった」という方々も多いはずです。

当店【蓄電システム.com】は、今から(令和元年現在)8年前に業務を開始して以来、あまりにも高価な売電システム1式価格(施工費用も含む)に大きな疑問を持ち、会員様に向けた日々のメルマガでは「売電システムの落とし穴」についても詳細に解説し、警鐘を鳴らし続けてきました。

最近出揃った前記各エリアの新買取価格を見て、「やっぱり」「案の定」といった文字列が浮かびましたが、ここまで買取価格が下げられると、やはり誰もが「騙された」という気持ちになります。 そこで当店【蓄電システム.com】では、まだまだ使えるソーラーパネルを使って、「自家消費型のソーラー蓄電システム」、または「自家消費型のソーラー蓄電システム+売電システム」への変更を提案差し上げたいと思います。

今の売電システムをどんな形に変更させることができるか

蓄電側バッテリーを持たない売電システム(連携系統逆潮流システム)ですが、「そんな簡単にソーラー蓄電システムに変更できるの?」と思った方、あなたはやはりこの世に多いタイプの「電気音痴」にほかなりません。

そんな電気音痴のみなさまであっても、わたくしたちのようなソーラー蓄電システムのプロに相談していただければ、今屋根上に設置してあるソーラーパネルを余すことなく、安全かつ合理的に有効利用することは実に簡単なことなのです。

当店では、プロの担当者が営業時間内であれば、いつでも電話対応していますので、何から質問すればよいのか全く分からないという方、電気音痴で聞いても理解できないかも知れないという方でも、お気軽にご相談いただければと思っています。

売電システムのイメージ画像です

電話番号:03-5856-1188(午前10時〜午後7時まで) メール:info@chikuden-sys.com ご相談フォームへ

それでは、以下システムの変更例を列記しますので、各ご家庭事情に適したシステム構成を見つけてみてください。

※平均的な売電システム規模を「4,000W」(パネル総容量)として考えてみます。

  1. 4,000Wものソーラーパネルを、最初は1,000W分だけを使ってお試しで自家発電システムを構築したい。
  2. 半分の2,000Wを安い新買取価格でもいいからそのまま売電システムとして継続利用して、その残りの2,000Wを使って自家発電システムを経験してみたい。
  3. 全くの自家発電システム未経験者なので、まずは合計20枚あるソーラーパネルの1枚だけ使って、小規模自家発電システムとして、残りはそのまま売電システムとして稼働させ、経験を積んだら徐々に自家消費分を増やしていきたい。
  4. 思い切って、今ある4,000Wソーラーパネルのすべてを使って大規模な独立型のソーラー自家発電システムに変更してしまいたい。

具体的に言えば、もっともっと多くの選択肢がありますが、当然のことながら、ご予算に応じた蓄電側バッテリーの選択(安価な鉛バッテリーを使うか、またはちょっと高価なリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを選ぶか)だけでなく、各家庭の電力需要(昼間は留守なのか、また家族構成、人数などの要素)を考慮した合理的なシステム構成を考えていく必要があります。

売電システムを自家消費型ソーラー蓄電システムへ変更するための必要な機器について

予備知識として、まずはシステム変更に伴い新規に導入(購入)する機器、資材、工事について学んでみましょう

新規に購入が必要なもの
1,蓄電側バッテリー

※これまで運用していた売電システムに決定的に不足していた蓄電側バッテリーです。各家庭事情(放電容量事情とも言えます)に適ったバッテリー種別、および蓄電池の容量を決定し購入します。

ご予算については一概に言えませんが、小容量鉛バッテリーなら「数万円程度〜」、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーであれば「10万円程度〜」となり、この点はみなさまの放電容量事情に依ります。

鉛バッテリー、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーのイメージ画像です

2.チャージコントローラー(充電コントローラー)

※充電コントローラーとも呼びますが、ソーラーパネル⇔蓄電側バッテリー間に接続します。前項で解説差し上げたとおり、「何W分のソーラーパネルを蓄電システムへ変更するのか?」で購入するコントローラー容量が決まります。ご予算は「1万円〜5万円」程度となります。

チャージコントローラー(充電コントローラー)のイメージ画像です

3.DC-ACインバーター

※蓄電側バッテリーに貯めた電気(DC:直流)を交流(AC100Vまたは200V)へ変換する機器となります。このインバーター機器についても、各家庭事情に応じた最大放電容量を決定し購入します。ご予算は350Wクラスで「25,000円程度」、1,000W超えクラスで「60,000円程度」となります。

DC-ACインバーターのイメージ画像です

新規に必要な工事と資材について
1.ソーラーパネルの分離工事、およびパネル直並列構成の変更

これまで運用していた売電システムでは、ソーラーパネルからパワーコンディショナー(パワコン)に入力されていた電圧が「DC250V〜600V」と高い仕様となっておりましたが、自家消費型のシステムに変更する際には、この電圧を「150V程度以下」まで下げる必要がありますので、これまで複数枚で直列構成されたパネルを減らし電圧を下げる工事が必要となります。

ご予算は工事の難易度、作業時間に依りますが、「半日程度〜」の工事となりますので「3万円程度」(出張交通費は除く)となります。

工事に伴う必要な資材に関しましては、ソーラーパネルの直並列構成の変更に伴う「追加のソーラー延長ケーブル+コネクター」、蓄電側バッテリーの容量に応じた「バッテリー直並列ケーブル類」、「チャージコントローラー⇔バッテリー間接続ケーブル」残るは「インバーター⇔バッテリー間接続ケーブル」となり、ご予算は容量に応じて「1万円程度〜」でそろえることができます。(当店のホームページですべて販売している商品です)

いかがでしょうか?

まずは、このページを見て「一度電話で話を聞きたい」という方、ぜひお気軽にご連絡、お問合せください。

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