太陽光発電システム／非常用電源システム／ソーラー発電システム／東京・秋葉原

結論から申し上げて、絶対にできない接続は、電気的な仕様の
異なるパネルの「直列接続」はできません！（差異10％程度までOK）

では「並列接続」はできるのでしょうか？

答え：できますが、パネル開放電圧の低い方に「逆流防止ダイオード」
が必須となります。但し、この並列接続に使用するチャージコントローラー
はPWM制御製品ならOK。MPPT制御製品では「最大電力点」をうまく追従できない
ため、パネルの定格出力どおりの充電はできません。

たとえば、当店オリジナルの30W単結晶パネル（開放電圧：21.6V）と、
50W単結晶「AT-MA50B」（開放電圧：22.19V）の「並列接続」環境において
は、PWM制御なら適正な充電は可能となりますが、MPPT制御製品では、最大
電力点を追従できない可能性もあります！（30Wパネル50Wパネルともに
受光条件が一定の場合）

上記「直列接続」環境でも同様となりますが、それぞれのパネルを
2枚以上使用して直列構成する場合（たとえば30W2枚。50W3枚等）では、
出力の低い方のパネルのセルモジュール間をつなぐ線材に許容値以上の
負荷をかけることにもなり、推奨はできません。
（でも、わざわざそんな構成をする方はいないと思いますが）

最終的な結論としましては、パネルの直並列をするときは、10％
の範囲で電気的仕様、およびパネル容量を合わせることが、適正
かつ高効率の充電を実現できるということになります！

ここまでの解説は、あくまでも直並列にしたパネルの受光環境が
同じ場合のものであり、住宅用の売電システム等、屋根「東面」「南面」
「西面」にそれぞれ出力容量の異なるパネルを並列構成しているもの
とは理屈が異なります。

ご理解ください！