太陽光発電システム／非常用電源システム／ソーラー発電システム／東京・秋葉原

ソーラー蓄電中級者以上の方々は、そんな疑問すら持たない
初心者の方だけの疑念なのですが、「バッテリーの電圧降下」
のことをご存じない方が増えているように思います！

負荷出力中のインバーターの低電圧保護遮断回路が動作したときの
「リアルタイム電圧」を確認できている人は皆無であり、ほとんどの
間違った質問者は、インバーターの出力遮断後の電圧を見ており。
当然に負荷がない状態の「高い電圧」しか確認できておりません！

この電圧降下は、バッテリーの劣化が進めばさらに降下度は大きく
なりますし、負荷が大きければ大きいほど同様に大きな電圧降下
を起こします！

電圧降下は、バッテリーが「生き物」である証拠であり、たとえ
新品のバッテリーであっても負荷容量に応じたバッテリー容量を
用意しない限り、その宿命からは逃れることはできません！
（※リン酸鉄も、鉛バッテリーよりも電圧降下は少なくなります
が、その宿命は背負っております）

チャージコントローラーで、最終充電ステージとなる「フロート充電」
を終え、充電電圧が「0.0A」となった時からバッテリーの電圧降下は、
負荷がなくとも必ず起こります！

当店で販売している「電圧検知型商用電源切替器」についても、
本来バッテリーの劣化とともに、検知電圧の異なる仕様を持つ
製品に切り替えて使う必要もあります！

実は、ソーラー蓄電上級者となると、その辺の要所、勘所は
みなさん心得ており、新品のころの電圧降下が大きくなってきたこと
を「そろそろ交換時期かな？」とか、「負荷の小さい系統に使おう」
とか工夫されています！

わたくし自身、もう3年以上も前に現役蓄電側バッテリーとして
引退したバッテリーを、今も小負荷の夜間照明システム用途として
活用しています！（もう8年以上使っています）

バッテリーの劣化、負荷に応じた電圧降下度は、使用者本人以外
に知る由もなく、特に出自のわからない「再生バッテリー」など、
直並列にして使用した場合、購入後すぐに何が起きてもおかしくない
要素を持ちますので、当店で一緒に考える余地もありません！

当店で販売している製品の故障、不具合を疑う前に、ぜひお使い
のバッテリーの「負荷に応じた電圧降下」が、どれくらいであるか
をまず確認してください！