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- 我が家の太陽光発電システム・蓄電システム自慢(投稿一覧)
- 我が家の太陽光発電システム・蓄電システム自慢(詳細)
投稿者:Humpty 様
投稿日時:2013/02/13 2:59:46
200Wパネル12枚で長時間発電を目指した、800Wソーラーシステム。
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スレート葺きの納屋の屋根に200W(72セル)パネルを6枚設置。スレートは表にボルトが出るので、意外と簡単に取り付けられます。錆びたフックボルトを取り替えて、ナットとワッシャを追加。アングルを乗せるかパイプを敷くか、まあどうとでもなります。瓦にドリルで穴あけてコーチボルトを打つなんて怖い選択肢はDIYには無しです。
できるだけパネルの下に空間が出来ないようにと思い、ビニールハウスに使う直管パイプを使ってあります。
風が下に入らなければ、吹き飛ぶ危険性は減るでしょうし、フックボルトの間隔が狭いので、パイプを全てのボルトに固定すれば強度はかなり確保できていると思っています。
今までのところ、風車の自動ブレーキが作動する台風時の風(20m/sec)にも難なく耐えています。 -
屋根のパネルが南南東を向いているために、午後4時を過ぎると発電量よりも消費量が上回って、バッテリーの充電メーターがマイナス表示になってしまいます。オングリッドなら何の問題もありませんが、こんな早くから放電するようでは、朝にはどこまで電圧が下がっていることやら。
日没までバッテリーから電気は取り出したくありません。西南西にも向けてパネルを追加、仰角50度。
写真右側に納屋がありますので、西向きパネルの影が解消するのは午前11時半以降です。
全てのパネルに逆流防止ダイオードを追加して、電圧の高いパネル優先でコントローラーに流れるようにしました。これでコントローラーが南から西に勝手に渡り歩きます。夏場では9時〜18時まで30Aフル稼働ですが、朝と夕はパネルが半分無駄になっているとも言えます。48Vシステム化すれば昼下がりの時間帯の出力はパネルの実力に見合ったぶんまで増えるのですが、これは先の課題ということで。 -
風車1台、200Wパネル4枚と100Ahバッテリー4個で始めたオフグリッド発電も、2年のうちに12枚と12個まで増えました。
インバーターは500Wから1.5kWへ出力アップして、現在に至ります。
業務用保冷庫1台、家庭用冷蔵庫2台、計450Wを24時間稼動させるという、途方もない目標に向かって少しずつ積み上げています。真夏に晴天続きなら現在の規模でも回せますが、1日曇るだけでバッテリーの寿命を気にし始める状況になってしまうのです。お天気を見ながら「昨日は2台、今日は1台。」負荷を切り替える日々は、当分続きます。今後は48V化して、バッテリーを4個追加すれば、それなりにクリア出来そうな気配です
24Vシステムのために、全体の効率がいまいち悪いのですが、当時48Vで構築するには初期費用が高すぎで、とても手が出せませんでした。今から始めようと思われている方には「良い時代になりましたよ」と48Vシステムをお勧めしたいですね。 -
冬の季節は保冷庫の稼働率は極端に下がります。気温の方が庫内温度よりも低い日も多いです。午前10時にバルク充電が終わるのはさすがにもったいない。冬の間は上下のパネル3枚ずつをオングリッドに回すことにしてみました。
買う前からある程度予想はしてましたが、AMラジオに障害が出まして都会ならともかく電波の弱い山間地にはちょっと辛い。試しにPCのATX電源に入っていたラインフィルターを使ってみたら効果ありでしたので、本格的にノイズ対策をすることに。シールド性重視で鉄製物置を買いました。棚板までアースに落ちています。分解したATX電源のケースはそのまま排気ファンの枠にして内蔵ファンはインバーターの冷却用に流用。物置の排気には高速ファンをひとつ充てました。分解ついでにトロイダルコアのコイルも巻きなおして入力側のフィルターも作りました。残ったヒートシンクは逆流防止ダイオードの冷却に使えそう。
TDKラムダのカタログ数値を信じるならフィルター2段直列(トータルでL3段C5段)1〜2MHz近辺で減衰量-40dB以上となります。ほぼ満足できるレベルにノイズが収まりまして、なんとかご近所に2アマの面目は保てたなと。
ノイズ対策は避けては通れない部分だと感じます。できれば電気が綺麗に越したことはないですし。電圧計をデジタルにしたおかげで風車コントローラーが出力し始めると数値が暴れて困ったものでした。電流が少なければLCのフィルターを入れるのもありですが、ソーラー出力の30Aともなるとフィルターも高価ですから、フェライトコアの大人買いをすることになります。「気がつけばいつのまにか散財してるなぁ」好きでなきゃできませんね。ちなみに写真の電圧計は(PM-128E 自作派には知れてる手軽さです)マイナス方向も表示できますから、充放電流計として重宝します。バッテリー出力のマイナス側ラインの線材の区間電圧降下量を計測しています。
グリッドタイインバーターはよく出来てて興味をそそります。まだ発展途上の感もありますが、こなれてくれば一時代を築けるのではないでしょうか。
少々難癖をつけるなら、「ケースがコネクタのグランドに落ちてませんね。もしかして結線されてない?」「MPPTのアジャストサーチ中に入力電圧が36V程度までしか上がらないのはなぜ?動作電圧も低めだし。54セルパネルを念頭に設計されているのだろうか…。」
日本製の健闘も期待したいところです。とりあえずノイズ対策をして、MPPTの精度の良いものを。いっそシンプルに72セルパネル専用に入力電圧が35V固定のものを廉価仕様で作れないだろうか?などと(少し曇ると全く動作しない恐れが…)夢想しながら、次にどんな機種がホームページに並ぶか楽しみに見ています。
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