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【蓄電システム.com】のオリジナルソーラーパネルについて

「AT-MA25SG」25W単結晶ソーラーパネル

当ページでは、【蓄電システム.com】オリジナルの25W単結晶パネル(AT-MA25SG/アメリカ:SUNPOWER製のセルモジュール採用)の特長や、複数枚の並列接続、直列接続の可否判断、適合するコントローラーについて解説しております。

当店で販売しているオリジナルのソーラーパネルは、すべて中国製品であり中国各地のパネルメーカーへ直接オーダーメイドしているOEM品となります。

「AT-MA25SG」は、アメリカ:SUNPOWER製のセルモジュールを採用しています!

巷間、わが国で流通している中国製ソーラーパネルに関しましては、電気的な特性、仕様に関する数値をパネル裏面にシールで表示してありますが、実際にはその数値データには、いい加減なものが数多く出回っており、十分に気を付ける必要があります。

また、当店でよくある質問の中に、「購入したコントローラーが充電しない」というものがあります。ソーラーパネルは、負荷側となるバッテリーを接続しなければ発電は開始しませんので、この点も予めご理解ください。(満充電となった場合にも、コントローラーの制御で充電は一旦中止されます)

それでは以下、ソーラーパネルの特長についてご案内いたします。

25W単結晶パネルの電気的仕様

At-MA25SG

型番 AT-MA25SG
公称最大出力 25W
最大出力動作電圧 18V
最大出力動作電流 1.39A
開放電圧 22.5V
短絡電流 1.50A
最大システム電圧 DC1000V
寸法 285×520×25mm
重量 2kg
生産国 中国

当店オリジナルの25W単結晶パネルは、仕様値を見ておわかりのとおり、最大動作電圧が「18V」となりますので、単体使用では12Vバッテリーシステム専用となります。もちろん、このパネルを直列接続にして「36V」とすることにより24Vバッテリーシステムでも使用できます。

最大動作電流値は「1.39A」となり、PWM制御のチャージコントローラーでは、この数値が最大の充電電流値となりますので、当店で販売している5A容量程度のコントローラーで十分といえます。

25W単結晶パネルの主な用途

  • 夜間のセキュリティ照明用として、5WW程度のLEDと12Ah〜40Ah程度のバッテリーを使用
  • 非常用のノートPC電源、携帯電話充電用、消費電力50Wクラスまでの電気機器に利用(短時間)
  • 常用しない非常用電源(バッテリー)への保守充電用として

25W単結晶パネルの並列接続、直列接続

基本的に何枚でも並列接続は可能ですが、接続のためのケーブル損失が大きくなりますので、せいぜい5枚程度までとした方がいいでしょう。

直列接続に関しましては、チャージコントローラー側の最大入力電圧値と、バッテリー電圧値を考慮してその枚数を決めます。

PWM制御のコントローラーとMPPT制御のコントローラー

冒頭で若干説明しましたが、PWMチャージコントローラーでは、パネルの仕様値となっている「最大動作電流値」を超えてバッテリーに充電されることはありません。したがって、25W単結晶パネルでは、PWM制御のコントローラーを選ぶ際には1.39A容量以上の商品を選定します。

次に、25W単結晶パネルにMPPT制御のチャージコントローラーを使用した場合には、実際の充電電流値は、PWMでは1.39A以下となりますが、MPPT制御のコントローラーの場合は、そう簡単ではありません。

10W単結晶パネルの項目で解説しましたが、MPPTチャージコントローラーに関しましては、当店のソーラー発電システムセットでも採用しているので、25Wパネルの面白い組み合わせで、実際の電流値を検証してみます。

以下、理論値となる算定方法を記載しますので、参考になさってください。

※MPPT制御チャージコントローラーの充電電流値の算定方法

実際には、MPPTチャージコントローラーの「充電効率」(99%とか97%の表示がありますが、ここでは「100%」として考えます)やバッテリー電圧値の問題(バッテリーの満充電電圧は12Vではなく13.0V〜それ以上となります)がありますが、ここでは満充電電圧値を「12.0V」として算定いたします。

当店オリジナルの25W単結晶パネルは、最大動作電圧値(出力電圧)が18Vとなりますので、これを2枚直列接続(36V)として、12Vバッテリーをこれも2直列にして24Vのバッテリーに充電することを想定します。

10W単結晶パネルの項で解説したように、最大動作電圧値(出力電圧)が2枚直列で36Vとなりますので、24Vのバッテリーには24Vより少し上の電圧値を持った電流で充電することになりますが、ところで、せっかく発電したはずの残りの約12V(36V−24V)はどこへ行ってしまったのでしょうか?

まさに、この残りの「12V」を電流値に置き換える仕事をするのがMPPTチャージコントローラーなのです。実際には、最大電力点(VIカーブの右肩)を追従して秒単位で追いかけるのですが、ここではこの辺の難しい解説は割愛いたします。なるほど、「12V」を変換して電流値に置き換えてくれるのだと理解してください。

すなわち、「12V」が何Aに置き換わるのか、ここがポイントです。

12V(損失分)÷36V(最大動作電圧値)×1.39A(パネルの最大動作電流値)≒0.46A

0.46A(置き換わった電流値)+1.39A=1.85A(MPPT制御による充電電流値)

となります。

0.46A÷1.50A≒0.33(33%の充電電流値の増加) となります。

25Wパネルでも、10Wパネルでも同様の数字(31〜34%)の増加となりました。本来のパネルの最大電流値以上を充電するコントローラーが、「MPPTコントローラー」なのです。

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