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【蓄電システム.com】のオリジナルソーラーパネルについて

「AT-MA75F」75W単結晶ソーラーパネル

当ページでは、【蓄電システム.com】オリジナルの80W単結晶パネル(AT-MA75F/JAsolar製のセルモジュール採用)の特長や、複数枚の並列接続、直列接続の可否判断、適合するコントローラーについて解説しております。

当店で販売しているオリジナルのソーラーパネルは、すべて中国製品であり中国各地のパネルメーカーへ直接オーダーメイドしているOEM品となります。

「AT-MA75F」は、JAsolar製のセルモジュールを採用しています!

巷間、わが国で流通している中国製ソーラーパネルに関しましては、電気的な特性、仕様に関する数値をパネル裏面にシールで表示してありますが、実際にはその数値データには、いい加減なものが数多く出回っており、十分に気を付ける必要があります。

また、当店でよくある質問の中に、「購入したコントローラーが充電しない」というものがあります。ソーラーパネルは、負荷側となるバッテリーを接続しなければ発電は開始しませんので、この点も予めご理解ください。(満充電となった場合にも、コントローラーの制御で充電は一旦中止されます)

それでは以下、ソーラーパネルの特長についてご案内いたします。

75W単結晶パネルの電気的仕様

AT-MA80E

型番 AT-MA75F
公称最大出力 75W
最大出力動作電圧 66.5V
最大出力動作電流 1.13A
開放電圧 81.46V
短絡電流 1.24A
寸法 780×668×30mm
重量 6.1kg
生産国 中国

当店オリジナルの75W単結晶パネルは、仕様値を見ておわかりのとおり、最大動作電圧が「66.5V」となりますので、単体使用では48Vバッテリーシステム専用となります。もちろんMPPTチャージコントローラーの使用で、12V、24Vバッテリーバンクも損失なく充電が可能です。

75W単結晶パネルの主な用途

通常48Vバッテリーバンクを充電する為のソーラーパネルは、最大動作電圧18Vのソーラーパネルは4直列、36Vのソーラーパネルでは2直列にしなければ充電出来ませんが、75Wパネルは最大動作電圧が66.5Vありますので、このパネル1枚で48Vバッテリーバンクを充電することが可能です。

75W単結晶パネルの並列接続、直列接続

基本的に何枚でも並列接続は可能ですが、接続のためのケーブル損失が大きくなりますので、せいぜい5枚程度までとした方がいいでしょう。

直列接続に関しましては、チャージコントローラー側の最大入力電圧値と、バッテリー電圧値を考慮してその枚数を決めますが、2直列で開放電圧の合計が162.92Vとなり、チャージコントローラーの最大入力電圧が180V以上あるコントローラーを選ぶ必要があります。

PWM制御のコントローラーとMPPT制御のコントローラー

48Vバッテリーバンクを75W単結晶パネルで充電する場合、PWM制御のチャージコントローラーでも損失なく充電が可能です。

次ぎに、75W単結晶パネルにMPPT制御のチャージコントローラーを使用した場合の実際の電流値を検証してみます。

以下、理論値となる算定方法を記載しますので、参考になさってください。

※MPPT制御チャージコントローラーの充電電流値の算定方法

実際には、MPPTチャージコントローラーの「充電効率」(99%とか97%の表示がありますが、ここでは「100%」として考えます)やバッテリー電圧値の問題(バッテリーの満充電電圧は12Vではなく13.0V〜それ以上となります)がありますが、ここでは満充電電圧値を「12.0V」として算定いたします。

当店オリジナルの75W単結晶パネルは、最大動作電圧値(出力電圧)が66.5Vとなりますので、12Vバッテリーに充電することを想定します。

12Vのバッテリーには12Vより少し上の電圧値を持った電流で充電することになりますが、ところで、せっかく発電したはずの残りの約54.5V(66.5V−12V)はどこへ行ってしまったのでしょうか?

まさに、この残りの「54.5V」を電流値に置き換える仕事をするのがMPPTチャージコントローラーなのです。実際には、最大電力点(VIカーブの右肩)を追従して秒単位で追いかけるのですが、ここではこの辺の難しい解説は割愛いたします。なるほど、「54.5V」を変換して電流値に置き換えてくれるのだと理解してください。

すなわち、「54.5V」が何Aに置き換わるのか、ここがポイントです。

54.5V(損失分)÷66.5V(最大動作電圧値)×1.13A(パネルの最大動作電流値)≒0.9A

0.9A(置き換わった電流値)+1.13A=2.03A(MPPT制御による充電電流値)

となります。

0.9A÷1.13A≒0.79(79%の充電電流値の増加) となります。

本来のパネルの最大電流値以上を充電するコントローラーが、「MPPTコントローラー」なのです。

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