もちろん進化だけでなく、関連機器の機能、性能の向上や製品寿命についても、たくさんの知見を積み重ねており、これからもきっと購入者みなさまの期待を裏切らないような商品を提供し続けることができると確信しています。
そんな16年の進化の中で、最も大きな役割を演じているのは、当店の営業開始の初期段階から実験検証、性能試験を続けてきた「リン酸鉄リチウムイオンバッテリー」、最近では通称名で、その頭文字をとって「LFP」(Lifepo4)と呼ばれている蓄電バッテリーを指します。
当店【蓄電システム.com】は、このページを書いている令和7年1月現在、この業界を「丸16年間」ソーラー蓄電システム機器の進化を長く見続けてきました。
もちろん進化だけでなく、関連機器の機能、性能の向上や製品寿命についても、たくさんの知見を積み重ねており、これからもきっと購入者みなさまの期待を裏切らないような商品を提供し続けることができると確信しています。
そんな16年の進化の中で、最も大きな役割を演じているのは、当店の営業開始の初期段階から実験検証、性能試験を続けてきた「リン酸鉄リチウムイオンバッテリー」、最近では通称名で、その頭文字をとって「LFP」(Lifepo4)と呼ばれている蓄電バッテリーを指します。
これから、各ご家庭に連携系統の売電システムではない「自家完結型、完全独立型の」ソーラー蓄電システムを導入されようとお考えの方には、そろそろ一家にシステム一式を用意しようとする前提として、ぜひこれまでの各種機器の進化を参考にしていただければ、間違いなく機器の選定にも迷うことはないと思っております。
当店【蓄電システム.com】の業務開始は、平成23年(2011年)に発生した東日本大震災直後のことでありましたが、蓄電側バッテリーは、誰もがご存じの「鉛バッテリー」であり、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは産声を上げたばかりで、誰もがその性能評価をできる訳でもなく、製造メーカーでも控えめに、サイクル回数を「2,000回程度」として公称値を仕様欄に掲載していたような初期の時代でした。
※このときの大地震がキッカケで、当店は業務を開始したのですが、その点の理由は割愛させていただきます。(「よくある質問集」の項をご参照ください)
当時は、蓄電側バッテリーとして使われていたのは、前述した「鉛ディープサイクルバッテリー」という種類であり、自動車のセルモーター始動用のバッテリーとは、電極の大きさや電解液を補充するような製品とは異なるバッテリーを使うしかありませんでした。
そんな時代に、当店では為替相場の「超円高」(1ドル=75円〜80円)があったおかげで、本来は相当に高価だったはずのリン酸鉄リチウムインバッテリーを輸入することを決断し、わが国で初めてBMS基板の搭載された組電池各種(12V、24V、48V系)の輸入を開始しました。
当然のことながら、輸入を開始する前にサンプル品を複数種類取り寄せて、約1年間をかけて性能試験を行い、それら厳しい当店独自の性能試験に合格して販売にこぎつけました。
すなわち、当店にはその当時(16年前)から「今も現存して活躍している」リン酸鉄リチウムもあり、わが身をもって、その高性能、耐久性能を実証して見せている立場にあるということなのです。
混同されている方が多いのですが、俗に言う「リチウムイオンバッテリー」とは、Li-ion二次電池のことを指し、これを「コバルト酸リチウムイオン」と言いますが、当店で販売しているのは「リン酸鉄リチウムイオン」であり、ここ3年程度から、ほとんどの電気自動車に採用されているバッテリーを指します。
冒頭に書いたように、この世にはさまざまな種類の「リチウム系二次電池」が存在し、初期段階で電気自動車に使用されていたのは「Li-ion系」の、通称「三元系リチウムイオン電池」が大半であり、当時産まれたばかりのリン酸鉄リチウムイオン電池は、まだ誰も使ったことがなく、長く使用した性能データも存在せず、世界中のEVメーカーは、実は「目もくれることなく」、別の三元系と言われていた電極やセパレーターの組合せばかりに注力していました。
すなわち、わが国のソーラー蓄電システム運用者と当店「だけ」が、このリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを利用して実証データを積み重ねて、当店のホームページや会員様向けのメルマガに、その高性能を15年間にわたり周知し続けたおかげで、今の「EVのほぼすべて」に採用されることになったということなのです。(ほんとです)
その「高性能」とは、充放電容量がこれまでの「10倍」にまで一気に上がり、これまで鉛バッテリーでは成しえなかった「1台で48V(定格電圧は51.2V)」という画期的な組電池を製造できるようになったという事実です。
これまでの鉛ディープサイクルバッテリーの組合せであれば、最低「4直列」とすることが必要でありながら、狙った必要容量を作ろうとして4直列でその容量構成を試みれば、過大な容量となってしまったり、だからといって小容量のバッテリーを4直列にした場合には、鉛バッテリーの充放電容量の「使用限界電流値を超えてしまい」、ドンピシャなシステム設計は難しいことばかりに直面していました。
すなわち、前記したように「充放電容量が10倍になった」という意味は、 ソーラー蓄電システム業界だけでなく、二次電池を必要とするような産業ロボット業界や、さまざまな電化製品にも適応できることになり、小さな電池でバッテリーを劣化させることなく、大きな電気を必要とする機器(まさにEVがそれです)に使えるようになった訳です。
これまで、約1,000W規模のソーラーパネルから発電した電気を使うためには、鉛ディープサイクルバッテリーであれば、約27sもある100Ahを「最低8台構成」(4直2並列)としなければ過充電電流となって電極が破損したり、極端に短い期間で劣化してしまったりしていましたが、リン酸鉄リチウムであれば、1,000Wh容量を持つバッテリー1台(約11s)だけで充放電電流を、難なく受け止めることができますので、これを画期的と言わないで何なのかということでもあるのです。
※重量比だけで計算すれば、27s×8台=216kg に対して、たった11sとなります。
高エネルギー密度だからこそ「できること」ではありますが、工業用途、産業用途として、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの出現によって、これまでソーラー蓄電システムではできなかったこと、実現できたとしてもシステム規模が大きくなり過ぎてしまっていたことなどの問題が、まさしく「雲散霧消」したのです。
ちなみに、リン酸鉄リチウムイオン電池の標準的な仕様として、最大充放電電流値は「3C」となっていますので、当店で販売されているBMS制御基板では、最大「1C」として抑えてあり、決して酷使しているような仕様ではありません。
16年間、今も現役で充放電を続けているリン酸鉄リチウムが現存しますが、サイクル回数は優に「5,000回」を超えていて、現在の容量維持率は「80%」もあり、わが国で使用され続けている製品としては「間違いなく最古」のものであり、今日も記録更新中です。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーに多くの紙面を割いてしまっていますが、そんな蓄電バッテリーの進化とともに、チャージコントローラー(充電コントローラー)の進化も著しく、当店が営業を開始した当時は「PWM制御コントローラー」と呼ばれる、MPPT制御製品性能からは大幅に劣る(今も販売がありますが)製品比率が「ほぼ90%」という時代にありました。
MPPT制御チャージコントローラーは、一部の海外製品の存在がありましたが、そんな円高当時であっても「10万円」に近い金額になってしまい、今の性能に比較すると、それでも変換効率は「20%以上」下がっていて、昨今の円安であっても価格は「半分以下」、性能は「50%超え」という進化があり、コントローラーに関しては、もうこれ以上はないというところまで進化発展をしてきたという経緯となります。
当店では、そんな発展途上を見ながら、特に高耐久性能を持つ製品に重きを置きながら、今のバリエーションとなっていますので、性能面だけみれば「どれも同じ」という結論になります。
当店では、多くの中国製インバータ―を輸入してまいりましたが、性能面における進化は著しいと思う反面、日本製品やそれに準じるOEM製品(日本製と誤解させている製品もありますが)の性能面、耐久性能面においても、正直「まだまだ」と感じています!
特に昨今の円安、わが国における物価上昇を見るとき、特にインバーターの価格がダントツに高価に上放れしてしまい、当店ではもう少し中国製品の動向を見ながら、これまで以上の高性能、高耐久性能を持つ製品を模索するつもりでおります。
少し高価になりますが、電菱製品(DENRYO)を選んでいただければ間違いありません。
※現在販売中の「格安中国製インバータ―」は、長く販売を続けてきましたが、円安の影響で決して「安価に」感じていただけない価格まで上昇してしまっていて、一旦販売を停止している状況であり、同じ製品の販売を再開する可能性もあります。決して性能面で劣るから停止している訳ではありませんので、この点は十分にごりかいください。
当店【蓄電システム.com】の業務開始以来、たしか「5代目」となる製品ですが、この5年以上販売を続けていることから、おわかりいただけるように「単結晶パネル」としては、すでに業界最高峰の出力性能、耐久性能を持つに至っています。
初代のソーラーパネルは、当店のオリジナル製品でありながらも、当時の中国製パネルの製造プロセス、製造ラインを含めて自動化されていない時代のもので、個体ごとの配線品質や表面ガラスの圧着不備などでご迷惑をおかけしたこともありました。
2代目からは、製造ラインの自動化を果たした工場に依頼して作るようになりましたので、その点は大きく改善されましたが、このときはまだ中国国内においても、技術的な発展途上中でもあり、今のJAsolar製モジュール比較で言うと、その発電性能は「20%以上」劣っていたことも事実です。
3代目からは、ドイツの「BOSCH製」セルモジュールを、高価ではありましたが採用することになり、2代目と比較すると「10%」の性能向上を果たしました。
4代目は、3代目のBOSCHが、ソーラーパネル製造業務を中国に譲渡しましたので、外見とアルミフレーム部分だけが若干変化しましたが、「旧BOSCH製」セルモジュール採用のソーラーパネルとして、約3年間販売した経緯があります。
そして現行の5代目となり、実際には旧BOSCHの一部が中国国内にあった会社と合弁して作った会社が「JAsolar社」であり、4代目製品との比較では「10%以上」の発電率を上げて登場し、当店の販売は「6年」にも及びます。
正直申し上げて、100W定格パネルが「100W発電できる」ということは、ある意味当然のことではありますが、当店のオリジナルパネルについては、個体差なくそんな100%発電率を実現することができる、国内唯一の高性能ソーラーパネルであると自負しています。
※当面、これを超えるソーラーパネルは見つからないでしょう。
世界中の「コロナウィルス禍」によって、約2年程度止まってしまったかのように見えるソーラー蓄電システム機器の進化ですが、わが国では「ペロブスカイト太陽電池」の量産化も始まることになっており、性能面、価格面においても為替の変動を除けば、不安定となるような要素も見当たりませんので、当店としては「阪神・淡路大震災から30年」の節目となる今年から、第二段階のこの業界「勃興期」に入ると思っています。
「電気は自分で作る時代」は、もうそこまでやって来ています!
ご検討くださるのは、まさに「今年」で選択の余地はありません。
令和7年1月吉日
【蓄電システム.com】販売責任者:岡本 洋
本日の発電率投稿数
推定/36件 確定/0件
キーワード検索
キーワード検索